お知らせ |
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【ご挨拶】 |
![]() 「神戸の減災研究会」は、平成11年3月に設立された「神戸の地盤研究会」をルーツとし、「神戸の地盤・減災研究会」(平成16年5月~)、「新・神戸の地盤減災研究会」(平成19年7月~)を経て、平成22年8月3日に発足しました。 平成11年からの約8年間は、沖村孝神戸大学名誉教授(元会長)の強力なリーダーシップのもとで、阪神・淡路大震災で甚大な被害を受けた神戸の街の復旧・復興のためのエンジニアリング・シンクタンク的な研究会としての役割を果たしました。 本研究会の発足にあたり、田中泰雄神戸大学名誉教授(前会長)を中心に議論を重ね、神戸の街は幾度となく水害に見舞われた苦い経験があること、さらに近年局所的に発生するゲリラ豪雨による都市型水害が神戸市民にとっての新たな脅威となってきたことから、これまでの地震災害の調査・研究を継続発展することに加え、「豪雨災害」も調査・研究の対象としました。
平成24年7月に会長に就任し、「神戸の減災研究会」の発足当時からの理念である神戸における市民や行政のニーズの高い調査・研究を進めることを改めて再確認し、行政機関との連携と協同をさらに強めて、これまでの自然災害を対象とした減災に加えて、老朽化した社会基盤諸施設の維持管理に関する調査・研究に着手し、さらに災害・事故防止のための新工法・新技術の開発に関する先進的な研究にも取り組みます。 神戸を笑顔が絶えない街にしたい。調査・研究の対象は神戸ローカルですが、普遍的でグローバルな成果を神戸の地から発信できるように常に心がけ努力する所存です。神戸市民の皆様方には、本研究会の活動に対するご理解とご支援・ご協力のほどよろしくお願い申し上げます。
平成25年5月吉日
神戸の減災研究会 会長 澁谷 啓 (神戸大学大学院 教授) |